成人式のかんざし講座
いよいよ今年も成人式のかんざし講座が始まります。
今日募集が開始しました。
(一凛堂、一般社団法人つまみ細工協会のホームページからご覧下さい)
この講座、私は毎年とっても楽しみにしている講座のひとつです。
今年の夏に、この講座で今まで作って頂いた作品を日本橋三越に飾って頂いたんですよ。
見て見て!!!
すごいでしょ〜!!!
いやもう、これは自慢しちゃうでしょ。
とにかく豪華!そして美しい。
圧巻です。
とーっても華やかで、三越の方にも沢山沢山褒めて頂いたんですよ。
と、こんなかんざしを作って頂ける講座なんです。
成人式のお嬢様のかんざしを作られる方は、お着物などに合わせながら。
ご自分のオリジナルかんざしを作られる方は、いつか作って見たいと思っていたかんざしを形にして。
もちろんデザインの時点から私もアドバイスをしますし、一緒に悩んで、一緒に作り上げるイメージです。
悩んで悩んで作り上げた作品はどれも本当に素敵で、画像にあげているかんざしひとつひとつに私も色々と思い出があります。
今年もまた、そんな時間が過ごせたらいいなーと思っています。
お待ちしていますね。
そして今呻きながらとある講座のかんざしを考えています。
メイン部分は先ほど完成しました。
結構…なかなか濃度の高い講座になりそうです。
楽しみ!
(とにかく早く完成させねば…頑張ります)
特別講座新作!ひだつまみのお花と揺れる蝶々
新作なのですが、今回もまた大変に募集が遅れました。
毎度のことながら本当にすみません。
取り敢えず言い訳してもいいですか。
(取り敢えずが言い訳ってだいぶ最低ですが気にしない)
ちょっと前に左指を切りました。ハサミで。
しかも、つまみ細工や布を切ったりするために使う切れ味の良い素敵なハサミではなく、幼稚園の子でも使う工作用のアレで。
ズバッと。指の前と後ろをバッサリと。
いやー、救急病院かな、と思いましたね。夜中だったし。
病院…行くの嫌だー!
縫うのも嫌だー!
と思ってタオル巻いてぎゅうぎゅう力任せに血止めをし30分。
止まりましたよ、出血!病院回避ですよやっほー!
…というわけでなんとか塞がりました。
(嘘。何度も傷口パカっと開いて数日間危険水域でした)
講座中人差し指を見せながら傷自慢してごめんなさい。
だって、あまりに自分が馬鹿みたいで誰かに言わずにはいられなかったんだもの。
今はすっかり治りました(治ったそのあとすぐに雨戸に左指を2本挟んで若干血が滲んでいましたがそんなの気にしない)
という悲劇が巻き起こっていたのです。
………はい、言い訳終わり。
ごめんなさい。私がただ遅かっただけです。
えーと、気を取り直して……
今回の特別講座はみんな大好きひだつまみです!
リクエスト頂いていた蝶々も入れました。
揺れる蝶々、可愛くて気に入っています。
鈴鹿墨で布の色を染めてからひだひださせます。
(ちなみにこれは私が染めた布を使っているので鈴鹿墨ではないのですが、同じ事が鈴鹿墨でも出来るので、見本をお持ちしますね)
鈴鹿墨は一番簡単に染色できる楽しいアイテムです。
今回はカットしてある布に染めてからお花を作りますが、出来上がったお花にちょこっと色を足したいなー、とかもできるんですよ。粉を溶いたり、溶液を混ぜたりする必要がなく、そのまま布の上にオンできます。楽しいのでおすすめです!
(鈴鹿墨って消費期限が一応100日になっているんですが、使っている私が言えることは、別に一年以上経っても見た目ほとんど変わらずに使えるよって事です。多分、じっくり専門家が目を凝らして凝らしまくってやっとわかるくらいちょっぴり色がくすむのだと思います。正直なところ私が目を凝らしまくってもまったくわからないのでずっと使っています。これほど問題ないのに消費期限100日とかにしちゃう鈴鹿墨さん優良がすぎるわ)
ちなみに私のおすすめは金と銀です。
他の色に重ねて使ってもキラキラした粒子が品よくてとても綺麗な仕上がりに!
赤青黄色があれば混ぜていろんな色を作れるし、緑色と紫は発色がとても綺麗ですよ。
講座に参加される方は全色試せるので色々試してみてください。
ひだつまみはだいぶ前にそればかり作る時期がありました。
私は色々トライしたくなるので(それで撃沈する事多数ですが)、下部分ではなく、上部分をヒダヒダさせたいから逆からたたんでみよう、とか、まぁ色々やりました。
失敗も色々。でも逆からヒダヒダも可愛くって結構気に入って作品にしたりもしています。
洋花っぽいボリュームが可愛いひだつまみのお花。
この機会にぜひ!(再募集が水曜日くらいにある予定)
皆様にお会いできるのが楽しみにしています。
仕切り直し!
すっかりブログを放置しておりました。
実はちょっとそんな予感はしていました(え)
ブログ、実はその昔10年くらいずっと書いていたんですよ。好き放題な内容で。
それだといくらでも書けるんですよ。
ただね。
今回はつまみ細工限定にしよう!
ちょっと気取って(?)よそ行きに、できることなら格好付けてと思ったのが間違いだった。
はい。そんなの出来るわけなかったー!
と、いうわけで今日から仕切り直したいと思います。
つまみ細工のことも、日々思うことも思いつくまま綴る場にしようと思います。
仕切り直し投稿1回目ということですし、ここはせっかくなのでつまみ細工画像を。
夏らしい団扇の簪です。
昔からつまみ細工の団扇のモチーフが大好き。
何より華やかですし、夏だもん、頭に団扇を飾っちゃうよ、涼しげでしょう?という発想が堪らなく好き。
伝統的なモチーフって現代のものよりもかなり大胆ですよね、色もデザインも。
夏の京都では、舞妓さんが団扇のモチーフを前挿し横挿しとたっぷり付けて、なんとも言えぬ可愛らしさです。
私は、団扇に、クレマチス(テッセン)を剣ひだで作って組み合わせてみました。
テッセンは丸つまみを変形させて作る事が多いと思うのですが、剣ひだつまみにする事で、少し現代的な雰囲気になったかな、と思います。
同じ花を作るのでも、どんな形でその花の形を目指すのかで印象が大きく違いますよね。
色々チャレンジしていきたいです。
この剣ひだつまみ、今月、来月の特別講座の課題にもなっています。
ト音記号のワイヤーモチーフに飾るクレマチス、お家のインテリアにもぴったりですよ!
鈴鹿墨も使って後染めする、盛り沢山な内容となっています。
ト音記号のワイヤーモチーフ、お気に入りです!
ずっと音楽をやっていたのでこういったものを見つけてしまうと見過ごせないのです。
ト音記号とつまみ細工…私らしいかな、と思ったり。
鈴鹿墨で染める特別講座
10月の特別講座は鈴鹿墨で染めた布をかんざしとピアスな仕立てます。
鈴鹿墨…とても発色が綺麗です。優しい色なので私はグラデーションにしてみました。
つまみも丸つまみの先を尖らせたものになります。
ぼかし染めをするとまた違った表情になりますよね。どこに色を入れればどこがぼかせるのか。色々試してみるとハッとすることも。
つまみ細工の幅も広がる気がします。
かんざしは土台も少しこだわっていて、スチロールではないもう少し薄いものを使ってみました。さりげなく使うにはちょうど良い大きさです。
生地はこれも講座で使うのは初になるキャプラです。キャプラというと裏地のイメージが強いのですが、使いやすい素材の一つだと思います。ただ、ふわふわつるつるしすぎなので、私はバリッと糊入れして使っています。
ハレの日のものを作るなら絶対に絹がいいと思いますが、普段のものであったり少し遊んでみたりするには良い素材なので、ぜひこの機会に試してください。
10月、最終日は早々にお席が埋まってしまったため、席数を増やして頂きました。
どうぞよろしくお願いします!
矢羽根のかんざし
パキッとしたオレンジの羽二重4匁。
かなり華やかな色でどうやって使おうか悩んでいたのですが、思い切ってチャレンジ。
使ってみると透明感もありとても良い色です。
このかんざし、お花の部分だけを作り、何かを足してかんざしに組もうと思っていたんです。
何を足そうかなーとふわーんと考えていたんですが、突然ピコッと、矢羽根作りたい!久々に矢羽根ー!と閃きまして。
帰宅後、さくさく布切って矢羽根の台紙作ってウキウキつまんでみました。
矢羽根はシンプルな剣つまみなのですが、葺くのにちょこっとコツがいるんです。
すっきりと葺いたら出来上がり!
矢羽根はきりっとシャキッと江戸つまみらしいモチーフだなぁと思います。とてもすき。
次の日はやはり仕事後組み上げ。
色々用事を終えてからささっと。
形が出来上がるのってやはり楽しいです。
今、作りたいものが沢山あるので片っ端から形にしてみようかなーと思っています。
仕事も色々あるので常にあれやこれやと考えているのですが、何も考えずに気ままに自分の作りたいものを作ると、頭の中がリセットされるみたいです。
さて。次は何作ろうかなぁ。
レトロな簪
珍しくレトロな簪。
先日お休みの日に一番大きなひだつまみの花をサンプルで作っていたんです。のんびりと。
その夜、いくつか簪を持ってきて欲しいと一凛堂さんから連絡が!家にあるものを数えてピックアップしてから、のんびりお風呂に入りつつ……簪の数が足りないなぁ……どうしよっかなーーーーー
……あっ💡
閃いちゃったんですね……あのひだつまみを簪にしちゃおう、と。
頭にタオルを巻いたままひだひだつまみつつ、蝶々も飛ばそう!ゆらゆら揺れる子にしよう!と思いつき、蝶々も制作。これ、はじめたの夜の11時くらい。
明日持っていくんだから致し方なしとドライヤーで乾かし、すぐさま組み上げ。
花数少ないからあっと言う間に組み上がり……時間にすると何分だろう……2、3分?まとめるだけの簡単仕立て。
終わったーと思ったら花芯いれるの忘れているとか。
細ーいペップをたたんで束にしてちょこっと入れて完成。
いやーーー派手。
なんて派手。派手派手。
布は先生から分けて頂いたものなのですが、花簪に使う布って古典的なものほど色彩が鮮やかです。
私は自分で選ぶともう少し柔らかめな色彩になるので、なかなか新鮮。
この簪、一凛堂さんに飾ってあります。
その他数点展示して頂いております。
(強い色なのでこの簪ばかりが浮き立って見えます 笑)
応用集中講座
応用集中講座、先日終了しました。
9名の皆様にご参加頂き、3日間でフォトフレーム、帯留め、帯飾り、段菊、コーム仕立てのかんざしと下がりをお作り頂きました。
ずらりと並んだ作品、なんて華やか!!!
重ねの丸つまみと剣つまみの作り方、端切り、半球に葺く方法、羽二重の扱い方やコームの組み上げ方、花下がりの制作と盛り沢山。
ひたすら摘んだ3日間。
私は、とーっても楽しかったです!
私自身の目標は、新しい技術の習得はもちろん、苦手意識のあるもの(例えば剣つまみの剣先が真ん中に入らない、背中が反らない等)を克服して頂きたい、ということでした。
最終日、初日よりも確実に慣れた手つきでつまむ皆様に、私自身も嬉しくなりました。
せっかく掴んだ、わかりかけてきたコツを自分のものにすべく、これからも沢山摘んで下さいね。
色も皆さんとっても個性がありますよね。
ふんわり並んだ段菊の可愛さったら……!
蝶々がふわりと舞うデザインのコームになっています。
帯留めと帯飾り。
今の季節なら浴衣に使っても良さそうです。
お疲れ、出ていませんか?
またお会いできるのを楽しみにしています!
ご参加頂きありがとうございました。