あらかわの伝統技術展へ
7月7日にあらかわの伝統技術展へ行ってまいりました。お世話になっている戸村絹代先生が参加されるイベントなのです。
今回はいつもの会場が改装中?か何かだったそうで、日暮里のホテルでの開催でした。
先生のブースには沢山のつまみかんざしが。
見入ってしまいますよね。
とても素敵。
体験会場もあり、戸村先生のつまみ細工体験では、私も少しお手伝いを。
蝶々かお花のパッチンピンを羽二重4匁で。
蝶々は中にも入るので全部で6弁。
お花は外側5弁、中にも5弁で全部で10弁。
なかなか豪華な、そして難易度高めの体験内容です。
先生、法被姿です。
先生のいつも使われているのりベラは、一凛堂のものよりもだいぶ太いんですよ。私も何度も触らせて頂いているのですが、なかなか難しい。先生のさっと糊を引かれる姿、職人さんらしい無駄のない美しい動作は本当に素晴らしいです。
荒川ケーブルテレビも取材に入っていて、アナウンサーの方が体験されていました。
とっても真剣!
終わった後少しお話をしたのですが、「難しい〜!色々迷子になりました(笑)先生は魔法の手ですね」と仰っていました。そうなんです。戸村先生の手は魔法の手です。
作られたのは蝶々のパッチンピン。とっても可愛く出来上がっていましたよ。
体験された皆さん真剣に、でも楽しそうに作られていて私もとても嬉しかったです。
お手伝い後は、先生に頂いた券を持ってお抹茶とお菓子を頂いてきました。おいし。
お抹茶大好きなんです。たまに母がお茶を立ててくれるので小さい時から大好き。
お菓子もとても夏らしいですね
それからゆっくり職人さんのブースを回らせて頂きました!
どれもとても洗練されていて美しい。
技の素晴らしさ、美しさに目を奪われます。
長く長く続いてきたこの素晴らしい日本の美が継承されていくことを願ってやみません。
あまりに美しくてしばらく眺めてしまいました。絵柄も繊細なのに大胆。
これらの作品をお作りになっているのはとても優しそうなおじいちゃま…耳が遠いとのことで、メモに「素晴らしいものを拝見できて感動しました」と書き残してきました。
金箔職人さんの作品。
素晴らしいでしょう?
依頼品を作ることがメインなのであまり手元に作品が残っていないとのこと。これはたまたま修復に帰ってきたものだそうです。
9過程くらいの分業で作られるそうで、これを彫った職人さんは亡くなったお兄様なんだそうです。
他にも木で作られたワイングラスの中が金箔装飾されたものが飾られていて、とてもおしゃれ。「遊びで作ったんだよ」と仰っていましたが、欲しがる方やお店、多いんじゃないかなぁ。シックな木目と中の金箔のバランスがとても素敵でした。
あちこち覗いては様々な職人さんとお話させてもらって来ました。こういったイベント、なかなか無いので興味のある方はぜひ!
毎年恒例のイベントなので、日程が分かり次第こちらでもおしらせしますね。